トップページ > 2022年12月23日 やまぐち住んで民?
やまぐち住んで民?

移住経験者に聞きました

移住された方に、移住のきっかけや、やまぐち暮らしの良さを語っていただくコーナーです。
今回は、萩市に移住(Iターン)された、デルロザリオ麻衣(まい)さんに、移住までの経緯などについて伺いました。

―12年間のアメリカ生活の後、萩に移り住みました―
萩市|デルロザリオ麻衣さん 前編

インタビューを受けるデルロザリオ麻衣さんの写真

Iターンされる前は、どちらにいらっしゃったんですか?

出身は福岡県で、高校の頃からアメリカに憧れがありました。
美容師の専門学校時代、研修旅行でアメリカに行き、「絶対ここに住みたい!」という思いが強くなり、卒業してすぐにニューヨークに渡りました。夫のショーノと出会ったのは、渡米後、研修先のサロンで働いていた時です。シェアハウスのルームメイトだった友人の紹介で知り合い、すぐに意気投合しました。その後、一度帰国し東京で働いていましたが、1年後、再びニューヨークへ渡り、結婚。12年間のアメリカ生活の後、萩に移り住みました。

萩市に移住されるまでの経緯を教えてください。

ショーノを紹介してくれた友人が、萩市出身だったことが大きいです。
妊娠をきっかけに、私は「子育ては日本の田舎でしたい」と思うようになりました。ニューヨークは自分の考える子育てに向いてないと感じたんです。ショーノもずっと日本に住みたいと思っていたので、2人で日本への移住を考え始めました。
そんな折、故郷に帰った友人に会うために萩市を訪れる機会がありました。その時、萩市の街並みを見たショーノが「ここに住みたい!」と言ったんです。萩市は高い建物が全然ないですよね。それに、人が少ないし、自然がとても近い。ニューヨークと真逆なんです。ショーノはそういうところに魅力を感じたんだと思います。
萩市への移住を決めてからは話がトントン拍子に進んでいきました。
インタビューを受けるデルロザリオ麻衣さんの写真

住居や店舗は、どうやって探しましたか?

住居探しは、空き家バンクを利用しました。当時、萩市の担当だった方がとても親身になってくださり、なかなか日本に行けない私たちに、空き家や空き店舗の情報をメールしたり、保育園を決めたりと、細かにやりとりしてくださいました。引っ越し前で忙しかったし、土地勘が全くなかったので本当にありがたかったです。
今、住んでいる家もその方が見つけ、「すごく良い物件だから、決めたほうが良いよ!」と連絡してくださったんです。急いで友人にビデオチャットでつないでもらって、オンラインで内見し、購入を決めました。築50年の古い家ですが、お店からも遠くないし、2階から海も見えて気に入っています。夫婦でDIYをして、快適に暮らしています。

後編では、今後の目標などについて伺います。(1月27日(金曜日)に配信予定)

※「山口県YY!ターン(UJIターン)・移住支援サイト住んでみぃね! ぶちええ山口」から転載しています。

デルロザリオ麻衣さんのプロフィール写真

デルロザリオ麻衣さん

でるろざりお・まい/萩市在住 PIZZA NY 店主
福岡県出身。美容師の専門学校を卒業後、3カ月間アメリカ・ニューヨークに渡る。そこで夫・ショーノさんと出会い、1年の東京生活の後、渡米し結婚。12年間、アメリカで生活する。
友人の住む萩市を訪れた際、ショーノさんが街に一目惚れ。麻衣さん自身の「子育ては日本の田舎で」という思いもあり、2019年移住。「PIZZA NY」でニューヨークスタイルのピザを届けながら、得意分野を生かしたさまざまな事業にチャレンジしている。