幕末、吉田松陰(よしだ しょういん)が主宰し、高杉晋作(たかすぎ しんさく)ら多くの志士を輩出した私塾「松下村塾」。その設立は松陰の叔父・玉木文之進(たまき ぶんのしん)によるもので、今年は設立180年、なおかつ国史跡指定100年の節目に当たります。そこで記念事業として12月までの毎月1回、「プレミアム松陰講話」が行われます。通常は上がることのできない松下村塾に特別に上がって、名誉宮司あるいは宮司による講話を聴くことができます(希望日の1週間前までに申し込みが必要)。
開催日 | 12月までの毎月15日 |
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場所 | 松下村塾(松陰神社境内) |
東大寺別院阿弥陀寺は、治承4(1180)年に焼失した奈良の東大寺再建のため、周防国(すおうのくに)にやってきた重源上人(ちょうげんしょうにん)が建立した古刹です。境内には、80種4,000株以上のアジサイが植栽されており、6月1日(水曜日)から30日(木曜日)まで、あじさいまつりが開催されます。なお、期間中は入山料が必要です。
開催期間 | 6月1日(水曜日)から30日(木曜日)まで |
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場所 | 東大寺別院阿弥陀寺 |
東行庵のハナショウブ、山縣有朋没後100年記念常設企画展 高杉晋作と山縣有朋
東行庵(とうぎょうあん)は幕末の志士・高杉晋作(たかすぎ しんさく)ゆかりの地。晋作や奇兵隊士の墓所などがあります。花の名所としても知られ、例年6月上旬ごろには、約50種2,000株のハナショウブが東行池などを彩ります。また、境内には下関市立東行記念館があり、6月19日(日曜日)まで山縣有朋(やまがた ありとも)没後100年記念常設企画展「高杉晋作と山縣有朋」を開催中です。
【東行庵のハナショウブ】
場所 | 東行庵 |
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【山縣有朋没後100年記念常設企画展 高杉晋作と山縣有朋】
開催期間 | 6月19日(日曜日)まで |
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場所 | 下関市立東行記念館 |
重源の郷(ちょうげんのさと)は、平氏の南都焼打ちによって焼失した奈良の東大寺再建を担い、周防国にやってきた重源上人(しょうにん)が、その用材を切り出した徳地(とくぢ)地域にあります。かやぶき屋根の民家や水車など、昭和初期の農村風景が再現され、例年6月初旬から7月初旬ごろまで約5,000株の色とりどりのアジサイを楽しめます。また、紙すきやそば打ちなども体験できます(そば打ちは事前予約が必要)。
場所 | 重源の郷 |
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光市束荷(つかり)地域は初代内閣総理大臣・伊藤博文(いとう ひろぶみ)の生誕地。のどかな自然が広がり、地域の皆さんによるホタルの幼虫を飼育・放流する取り組みが行われています。初夏の夕暮れには、伊藤公記念公園・伊藤公資料館近くの川でホタルを観賞することができます。
場所 | 束荷川河川公園周辺 |
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油谷湾を抱くように伸びた向津具(むかつく)半島には、「日本の棚田百選」に選定された「東後畑(ひがしうしろばた)棚田」があります。初夏から秋にかけて、油谷湾に浮かぶイカ釣り漁船の美しい漁火を見ることができる地としても有名です。近年、向津具半島でも耕作放棄地が増える中、NPO法人ゆや棚田景観保存会が、そうした棚田を活用し、花やハーブを植栽する「棚田の花段(はなだん)」づくりに取り組んでいます。土曜日・日曜日・祝日には、ハンモックを設置しているほか、探さないといけないジェラート店「むかつく」の営業が行われることもあります。
場所 | 棚田の花段 |
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