萩博物館の歴史展示室(常設)では、グラフィックパネルで「鸞輿巡幸図」を見ることができます。また、その絵図と現在も市内に残る多くの江戸時代の商家の調査成果を基に制作された、町並み模型も見ることができます。
萩藩の御用商人として栄えた菊屋家。美しい庭を擁し、藩の賓客ももてなしました。菊屋家住宅は江戸初期の建築で、主屋・本蔵・金蔵・米蔵・釜場の5棟が国の重要文化財に指定されています。約2,000坪の敷地の約3分の1が通常は公開されており、現在、6月上旬まで(予定)「春の庭園特別公開」として、普段は非公開の美しい新庭が特別に公開されています。
萩市浜崎地区は、廻船業で栄えた港町。江戸時代から昭和初期までの町屋など伝統的な建造物が現在も137棟残り、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。旧小池家土蔵では、祭礼の山車や道具などを収蔵展示。旧山中家住宅や旧山村家住宅では、かつての商いなどの様子が分かる数多くの品を展示。また、5月22日(日曜日)には、浜崎地区の各家に伝わる「おたから」を見ることができる「第23回 浜崎伝建おたから博物館」が開催されます。旧小池家土蔵や国指定史跡「旧萩藩御船倉」の公開をはじめ、伝建ガイドツアー、浜崎蚤(のみ)の市、雑魚場(ざこば)食堂などを楽しめます。