「鸞輿巡幸図」(部分)(萩博物館蔵)。国指定史跡「萩城城下町」一帯が描かれた絵図。幕末の安政5(1858)年作。画面を左右に貫く道が「御成道」。右端で上方に分かれる道は菊屋横町。四つ辻で上方向へ分かれる道は伊勢屋横町。三つ辻で分かれる道は江戸屋横町。なお、菊屋横町には高杉晋作(たかすぎ しんさく)誕生地、江戸屋横町には木戸孝允(きど たかよし)旧宅がある
「鸞輿巡幸図」(部分)(萩博物館蔵)。呉服屋の「伊勢屋」にみこしが担ぎ込まれようとしている。ミセノマでは裃(かみしも)を着た、店の主人と思われる人物などがこれを迎えている。先のみこしに続こうと待ち構えているみこしもある。他の祭礼行列も伊勢屋に向かっているように見えることから、この絵図の発注者は伊勢屋ではないかと考えられている。絵図の右から4分の1辺りに描かれている
※Escキーで戻ります。
「鸞輿巡幸図」(部分)(萩博物館蔵)。呉服屋の「伊勢屋」にみこしが担ぎ込まれようとしている。ミセノマでは裃(かみしも)を着た、店の主人と思われる人物などがこれを迎えている。先のみこしに続こうと待ち構えているみこしもある。他の祭礼行列も伊勢屋に向かっているように見えることから、この絵図の発注者は伊勢屋ではないかと考えられている。絵図の右から4分の1辺りに描かれている
※写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります。
猿田彦面の山車と御神幣の山車(萩博物館提供)。これらの山車は萩市浜崎地区で大切に守られてきた。現在は山車として巡行することはなく、住吉祭りの期間中、住吉神社の鳥居の傍らに飾られる。普段は浜崎地区の「旧小池家土蔵」に御船山車などと共に収蔵展示されており、事前に「浜崎しっちょる会」に連絡すれば見学できる
※Escキーで戻ります。
猿田彦面の山車と御神幣の山車(萩博物館提供)。これらの山車は萩市浜崎地区で大切に守られてきた。現在は山車として巡行することはなく、住吉祭りの期間中、住吉神社の鳥居の傍らに飾られる。普段は浜崎地区の「旧小池家土蔵」に御船山車などと共に収蔵展示されており、事前に「浜崎しっちょる会」に連絡すれば見学できる
※写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります。
萩博物館の歴史展示室(常設)では、グラフィックパネルで「鸞輿巡幸図」を見ることができます。また、その絵図と現在も市内に残る多くの江戸時代の商家の調査成果を基に制作された、町並み模型も見ることができます。
萩藩の御用商人として栄えた菊屋家。美しい庭を擁し、藩の賓客ももてなしました。菊屋家住宅は江戸初期の建築で、主屋・本蔵・金蔵・米蔵・釜場の5棟が国の重要文化財に指定されています。約2,000坪の敷地の約3分の1が通常は公開されており、現在、6月上旬まで(予定)「春の庭園特別公開」として、普段は非公開の美しい新庭が特別に公開されています。
萩市浜崎地区は、廻船業で栄えた港町。江戸時代から昭和初期までの町屋など伝統的な建造物が現在も137棟残り、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。旧小池家土蔵では、祭礼の山車や道具などを収蔵展示。旧山中家住宅や旧山村家住宅では、かつての商いなどの様子が分かる数多くの品を展示。また、5月22日(日曜日)には、浜崎地区の各家に伝わる「おたから」を見ることができる「第23回 浜崎伝建おたから博物館」が開催されます。旧小池家土蔵や国指定史跡「旧萩藩御船倉」の公開をはじめ、伝建ガイドツアー、浜崎蚤(のみ)の市、雑魚場(ざこば)食堂などを楽しめます。