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行ってみよう! 見てみよう!

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山口市

山口県立美術館「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展」

伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)、曽我蕭白(そが しょうはく)、東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)、葛飾北斎(かつしか ほくさい)…。アメリカから里帰りした室町時代から近代までの数多くの名画に出会える「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展」が、4月17日(日曜日)まで山口県立美術館で開催中です。
山田道安《龍虎図屛風》(左隻) 室町時代 ミネアポリス美術館蔵 The Centennial Fund: Gift of the James Bell Foundation, Aimee Mott Butler Charitable Trust, the Centennial Gala Committee and Carl A. Weyerhauser Charitable Trust, and gift of funds from Mr. and Mrs. Charles H. Bell [Photo: Minneapolis Institute of Art]
ミネアポリス美術館は、アメリカ中西部ミネソタ州最大の都市ミネアポリスにある美術館。1883年に25人の市民によって「芸術を生活の中に取り入れること」を目的に設立された美術協会を前身としています。1915年に開館し、現在では世界各地の9万点を超える美術作品を所蔵。そのうち、日本美術のコレクションは9,500点近くに及び、世界でも指折りのコレクションとして、質、量ともに高い評価を得ています。
伝 住吉如慶《きりぎりす絵巻》(部分) 一巻 江戸時代 ミネアポリス美術館蔵 Anonymous Gift of Funds
東洲斎写楽《市川鰕蔵の竹村定之進》江戸時代 ミネアポリス美術館蔵 Bequest of Richard P. Gale [Photo: Minneapolis Institute of Art]
今回の展示は、そのコレクションの中から優品をよりすぐり、江戸絵画を中心に近世から近代に至る日本絵画の変遷を紹介するものです。中には、戦国時代に描かれたダイナミックな水墨画、山田道安(やまだ どうあん)の「龍虎図屏風(りゅうこずびょうぶ)」。擬人化された虫たちが繰り広げる恋物語を描いた「きりぎりす絵巻」。謎多き浮世絵師・写楽の大判錦絵「市川鰕蔵(いちかわ えびぞう)の竹村定之信(たけむら さだのしん)」、三畠上龍(みはた じょうりゅう)による、思わず吹き出してしまう肉筆の浮世絵「舞妓覗き見図」。近年大人気の“奇想の画家”若冲による「鶏図押絵貼屏風(とりずおしえばりびょうぶ)」など、興味深く、見ごたえのある作品が並びます。
アメリカから一挙に里帰りした日本の名画たちに山口で出会ってください。
伊藤若冲《鶏図押絵貼屛風》(左隻) 江戸時代 ミネアポリス美術館蔵 Mary Griggs Burke Collection, Gift of the Mary and Jackson Burke Foundation [Photo: Minneapolis Institute of Art]
開催期間 4月17日(日曜日)まで。新型コロナウイルス感染症の状況によっては、開館時間などを変更する場合があります。ご来館の際は、山口県立美術館ウェブサイトなどで最新の情報をご確認ください。
場所 山口県立美術館
萩市
萩八景遊覧船
萩八景遊覧船「桜観賞コース」の様子の写真
萩八景遊覧船の様子の写真

水の都・萩の景観を船上から楽しむ遊覧船です。萩城跡横の指月橋を出発し、堀内重要伝統的建造物群保存地区の武家屋敷を眺めながら橋本川へ。常盤島と映画『釣りバカ日誌12』に登場した屋敷のそばを通り、平安古(ひやこ)重要伝統的建造物群保存地区の武家屋敷などを眺めます。桜の開花時期には、橋本川土手の桜並木を船上から眺める「桜観賞コース」が特別運航されます。

開催期間 11月30日(水曜日)まで。なお、桜観賞コースは3月下旬から4月上旬までの予定。桜の開花状況によって運航期間を変更する場合があります
場所 指月橋そば(萩城跡入口付近)
山口市
徳佐八幡宮のシダレザクラ
徳佐八幡宮のシダレザクラの写真
サクラと徳佐八幡宮社殿の写真

徳佐八幡宮のシダレザクラは江戸時代に植栽されたと伝わります。その美しさは古くから知られていましたが、戦時中に手入れが行き届かず、戦後にはソメイヨシノが植えられるなどしました。その後、かつての桜並木の景観を取り戻すため、地域の皆さんによる努力が続けられ、今年3月には、「徳佐(サクラ)」として国の名勝に指定されました。現在は参道に計104本の桜があり、そのうち77本がシダレザクラの系統です。

期間 例年3月下旬から4月上旬まで
場所 徳佐八幡宮
下松市
下松市のシダレザクラ
遊歩道に沿って植栽されたシダレザクラの写真
米泉湖公園のシダレザクラの写真

下松市には、シダレザクラを楽しめるスポットが市内各地にあります。下松スポーツ公園では、遊歩道に沿って約330本のシダレザクラが植栽されています。開花期には菜の花と共に美しい春の風景を楽しめます。米泉湖(べいせんこ)ダム(末武川ダム)のそばにある米泉湖公園もシダレザクラの名所。約400本のシダレザクラが植栽されています。市街地から米泉湖公園へ向かう途中、華陵高校前の記念の杜にも約800本のシダレザクラが植栽されています。

期間 例年3月下旬から4月中旬まで
会場 下松スポーツ公園、米泉湖公園など
下関市
火の山公園トルコチューリップ園「オルハン・スヨルジュ記念園」
火の山公園トルコチューリップ園の写真
チューリップ園から望む関門海峡の写真

下関市の姉妹都市、トルコのイスタンブール市から寄贈されたチューリップの球根を植栽し、火の山公園に平成21(2009)年に開園したチューリップ園です。そのデザインはトルコのボスポラス海峡をイメージしたものを基本としていて、チューリップ園からは関門海峡を望むことができます。

期間 例年3月下旬から4月中旬まで
場所 火の山公園トルコチューリップ園
周南市
弾正糸桜
弾正糸桜の写真
ライトアップされた弾正糸桜の写真

周南市鹿野総合支所のすぐそば、龍雲寺(りょううんじ)の一角にある、高さ約8メートルのイトザクラ(シダレザクラ)の古木です。そこは室町時代、大内氏の重臣・陶(すえ)氏の有力家臣だった江良弾正忠(えら だんじょうちゅう)の居館跡と伝わる地。居館跡の土塁が残ります。弾正糸桜の名は、その武将の名にちなんで付けられたものです。

期間 例年4月初旬から4月中旬まで。なお、今年は3月末ごろから開花のようです
場所 周南市鹿野総合支所横
岩国市
錦川清流線と、とことこトレイン
錦川清流線沿線の菜の花と桜の写真
桜並木の中を走るとことこトレインの写真

清流「錦川」沿いの風景が人気の錦川清流線。これからの季節、車窓から美しい春を楽しめます。清流新岩国駅・南河内駅・北河内駅・南桑駅周辺などでは桜を観賞することができ、特に南河内駅は菜の花と桜の美しい風景で有名です。また、錦川清流線錦町駅と雙津峡温泉駅間を走行する観光用のトロッコ遊覧車「とことこトレイン」もおすすめ(運行は土曜日・日曜日・祝日、春休み・夏休み期間)。両側に連なる桜並木の中を走ります。

場所 錦川清流線