下関市|ワカサギ釣り体験
皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県には他にも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
そんな地元民がおススメしたい山口県の魅力を「体験」を通じてお届け♪
第15回は下関市でワカサギ釣り体験をしてきました!
豊田湖
今回訪れたのは、県内ではワカサギ釣りで有名な豊田湖です。古くから山陰地方を代表するワカサギ釣りの名所とされてきました。毎年12月〜3月ごろはワカサギがたくさん釣れるため、特ににぎわいます。
誰でも簡単かつ手軽に始めることができるといわれるワカサギ釣りですが、釣果は気候に大きく左右されるとも…。果たして、今回は何匹釣れるでしょうか。
ワカサギ釣り体験スタート!
釣り場となる桟橋
レンタルざおは2種類
釣り場には、駐車場から歩いて向かいます。桟橋が見えてくると、開園直後にもかかわらずたくさんの人が!
管理棟に入り、桟橋利用料(500円)を払います。そして手ぶらで来たので道具一式(950円)と、折りたたみ椅子(200円)も借りました。使用するさおは2種類から選ぶことができますが、見た目で黄色いさおを選択。
初心者なので、管理人さんに準備の仕方を教えてもらいました!
まず、さおの先に釣り糸を付けて、さらにその先に重りを付けていきます。
さおの先端に釣り糸を付けます
紅サシのにおいでワカサギを引き寄せます(実物ではなくイラストで失礼します…)
次に釣り針に餌を付けていきます。
ワカサギ釣りで使用する餌は「紅(べに)サシ」と呼ばれる、虫を赤く着色した生き餌で、こちらを複数ある釣り針の全てに付けます。付け終わったら、紅サシの真ん中をはさみで切ります。
この作業は、今回の体験のなかでも特に大変でした。ワカサギ釣り用の釣り糸はとても絡まりやすく、しかも紅サシが動いてしまうため、全ての針に餌を付けるのにとても時間がかかりました。
水面に空が映り込んでいてきれいです
レンタルボートやスワンボートもありました
これで準備完了! 桟橋に向かいます。
浮き桟橋のためか、渡橋の上を歩くと無風にもかかわらず少し揺れていてひやひやしました…。
桟橋にはすでにたくさんの人がおり、とても集中している様子。なるべく足音を立てないように…振動させないように…と注意して歩きますが、どうしても揺れてしまいました。
湖にはすでにたくさんの人が!
常連の方に教えていただきました
管理人の方から釣り方を教わったのですが、いざやってみようとするも要領を得ません…。
早くしないとワカサギが釣れやすい時間が終わってしまう! 勇気を出して常連の方に聞くと、丁寧にこつを教えてくださいました! 私が選んださおより、水深を測るカウンター付きの小さいさおの方が使いやすいということで、そちらに交換してもらいました。
まず、ワカサギが泳いでいると思われる水底からの高さを探ります。豊田湖の深さはおおよそ15メートルなので、カウンターを見ながら1メートルずつ高さを上げていき、定期的にさおの先をチョイチョイと動かしながら反応を待ちます。
釣り糸の先をじっと見つめます
桟橋の様子
開始から15分。いまだに反応はありません。
人によっては1匹も釣れずに終わってしまうことも少なくないのだとか。ちょっと不安になってきました…。
かなり日が出てきた…
常連の方いわく、かつては夜間(夕方から早朝)にかけて釣りが行われていたとのこと、日中の釣果は少し厳しそう…。
しかし、この日は曇り空で水温も低く、さらに無風で波が立たなかったため、ワカサギ釣りには絶好のコンディションだったようです。
周りから少しずつ「釣れた! 釣れた!」という声が聞こえてきます。そのうち桟橋全体がにぎやかな空気に。
もしかしたら、自分のところにも…と希望の光が見えてきました。さおの先に神経を集中させながら当たりを待ちます。
かすかな反応があった…気がする!
釣れました!
記念すべき1匹目のワカサギです。
小さくて活きがいいのでうっかり逃してしまいそう。しっかりと手でつかみながら釣り針を手ぎわよく外して素早くバケツに入れます。
1匹目! なんだか輝いて見えます
その後はこつをつかむことができたのか、ぽつぽつと釣れるようになります。
9時ごろまでは周囲の方々も釣れる釣れると大にぎわいでしたが、日が出てくるにつれて、次第に湖畔の静けさが戻ってきました。
場所を変えたり、紅サシを付け直して再び挑戦します。
最初は紅サシを触ることにかなり抵抗があったものの、今ではもう慣れっこです。
5匹以降なかなか釣れず…
しかし最後の最後に2匹釣ることができました!
それを繰り返すうちに、あっという間に時間が過ぎました。11時ごろになると、釣果が振るわなくなったためか、帰り始める人が出てきました。
これで最後にしよう…と諦め半分な気持ちで仕掛けると、なんと2匹同時にかかっていました!
さすがに私たちもこのあたりで見切りをつけました。そして釣果は…7匹です!
終わった後は、釣り道具を管理棟に返却します。使い終わった釣り糸は管理棟で捨てることができます。
そして、釣ったワカサギを袋へ移して持ち帰ります。
ワカサギといえば天ぷら! 早速持ち帰って調理したいと思います!
わずかながら大切な7匹
小さいのに身がふわふわとしていて、食べやすい!
あっという間に胃袋に消えてしまいました。もっと釣れたらよかったのに…と悔しさも残りますが、それ以上にワカサギ釣りの楽しさも知ることができました。
ワカサギ釣りといえば寒い中でじっと待ち続けるイメージがあったので、それなりの寒さを覚悟して今回の体験に挑みました。しかし、実際には日が照り始めると少し暑いくらいでした。そのためワカサギを待ち続ける時間も、想像していたより苦ではありませんでした。
さらに、現地の方々が温かく支えてくれたおかげで、静かな湖畔でゆったりとした楽しい時間を過ごすことができました!
豊田湖畔公園の紹介
オートキャンプ場
バーベキューハウス
豊田湖畔公園は、キャンプサイトとログハウスなどアウトドアが楽しめる施設が充実した自然公園です。イベント広場や遊歩道などで自然を満喫しながら、園内に生息する野鳥やシカなどさまざまな野生動物を観察して楽しむこともできます。季節に応じた催し物のほか、マルシェや体験イベントなども実施中。冬は桟橋やボートを利用したワカサギ釣り大会も開催しています(2022年2月6日(日曜日)に開催を予定していた大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止となりました)。
今回体験した場所はこちら!
料金 |
桟橋利用料 500円(釣り道具・釣り餌レンタル料 950円) |
実施期間 |
11月~3月ごろまで |
住所 |
山口県下関市豊田町大字地吉348 |
TEL |
083-766-3488 |
営業時間 |
8時から17時まで |
定休日 |
年中無休 |
駐車場 |
あり(約150台) |
アクセス |
中国自動車道小月ICより35分 中国自動車道美祢西ICより26分 |