第36回 | 絶景は時間とともに(撮影:山陽小野田市立山口東京理科大学写真サークル 島津祐希さん、渡邉歩さん)
大学や専門学校などの学生さんに、県内で撮影したオススメ写真を紹介していただくコーナーです。学生さんから見た山口県の魅力って、なんでしょうか?
第36回は山陽小野田市立山口東京理科大学写真サークルの島津祐希さんと渡邉歩さんが、「絶景は時間とともに」をご紹介します!
焼野海岸(山陽小野田市)
海のすぐ近くまで寄れるスポットで海面を大胆に取り入れ、波しぶきを表現しました。水平線に太陽が沈むので、夕焼けの瞬間だけでなく、日の入りまでの時間、空の変化を楽しむことができる場所です。
撮影者:島津祐希さん
焼野海岸(山陽小野田市)
焼野の夕日は日本の夕日100選に選ばれるほどの美しさ。日の入りまでのわずかな時間の中で一番美しい瞬間を収められるよう何枚も撮影しました。夕日だけでなく、海へと続く道の景観を楽しんでいただきたいです。
撮影者:島津祐希さん
宇部工場群の夜景(宇部市)
太陽が沈み町は暗くなりますが、工場は24時間稼働し光り続けています。海に接した光が海面に反射し自然と調和しているように思えます。冬の光は自然にも負けないほど力強く魅力にあふれています。なだらかな海と硬質的な工場をお楽しみください。
撮影者:島津祐希さん
竜王山(山陽小野田市)
春になると桜や菜の花で有名な竜王山は、多くの自然であふれています。その中で我々の安全のために設置されるガードレールも時間とともに風化します。毎年、きれいに咲く花と違い人工物は時間を顕著に表します。それでもなお活躍するものと、ともに時間を過ごしても変わらないものと対比を表現しました。
撮影者:島津祐希さん
豊田湖(下関市)
広大な湖面にうっすらとかかる朝もやを撮影しました。早朝でなおかつ気温変化がないと現れないもやは神秘的と言ってもよいでしょう。山の中にあるので周辺に建物はなく、自然に囲まれ澄んだ空気を体験しとても癒されました。
撮影者:島津祐希さん
竜王山(山陽小野田市)
初夏の竜王山にはヒメボタルが舞います。ヒメボタルはゲンジボタルとは異なり、パッパッと点滅するように光ります。一匹のヒメボタルが優雅に飛んでいる様子や、たくさんのヒメボタルたちが同調しながら点滅する様子は見ていて飽きません。
撮影者:渡邉歩さん
竜王山(山陽小野田市)
竜王山の山頂から撮影した写真です。眼下には関門海峡を航行する船の明かりが、頭上には星空が一面に広がっています。頂上まで車で行くことができ、広い駐車場もあるので夜でも気軽に行ける山です。また、小野田の夜景も一望できるのでおすすめのスポットです。
撮影者:渡邉歩さん
きらら浜(山口市)
2021年の初日の出を撮影しに行きました。水平線近くから太陽が昇る光景を見たかったので、椹野川(ふしのがわ)の河口であるきらら浜に行きました。実はこれが人生初の初日の出で、これまでとは違ったすがすがしい気分で新年を迎えることができました。
撮影者:渡邉歩さん
秋吉台(美祢市)
2021年の中秋の名月の時に秋吉台で撮影したものです。月光に照らされ浮かび上がるカルスト台地が印象的でした。また、秋吉台では月が昇っていない夜は満天の星空を、昼には大地の力を感じさせられるような広大なカルスト台地を見ることができます。私が山口県で一番好きなスポットです。
撮影者:渡邉歩さん
今月のフォトランナー
山陽小野田市立山口東京理科大学写真サークル 島津祐希さん(左)、渡邉歩さん(右)