トップページ > 2021年9月24日 食レポ!! やまぐち
食レポ!! やまぐち

山口市編 JF大海直売所

山口県の各地域の新しい食、気になる食をレポート!! 第16回は山口市編です。今回紹介するのは山口県漁業協同組合 大海(おおみ)支店のお隣にある JF大海直売所! 2021年の10月でオープン5周年を迎えるJF大海直売所では地元漁師の方々やそのご家族の皆さん、そして山口県漁業協同組合 大海支店の皆さんが一丸となって、瀬戸内海の新鮮な魚介をさまざまな形で販売しています。
今日は"山口のおいしい魚介を山口の方々へ"という熱い思いを掲げる山口県漁業協同組合 大海支店の藤本さんに詳しくお話を伺ってみます!
取材をするきらりんのイラスト
JF大海直売所外観の写真

山口県漁業組合 大海支店のすぐ隣にある黒い建物がJF大海直売所です

大海湾の写真

直売所の奥には穏やかな大海湾が広がっています

今年(2021年)の10月27日で5周年を迎えるJF大海直売所ですが、立ち上げに至ったきっかけはありますか?
以前はこの大海にも水揚げされた魚介の競り場があったのですが、仲買人の減少に伴い競りを成立させること自体が困難になってしまいましたので、消費者へじかに魚介を販売する小売り形態への転換を決断し、このJF大海直売所を立ち上げました。
直売所に並べられたたくさんの魚の写真

直売所ならではの豊富な魚介ラインナップ!

お刺身盛り合わせのポップの写真

お任せで漁師さん厳選のお刺身盛り合わせを注文することもできます

大海の漁業を存続させていくための大きな決断があったのですね! この直売所の目玉でもある海鮮丼は当初から提供されていたのですか?
そうですね。消費者の方々の反応をじかに感じるにはその場で味わっていただくのが一番だと思いましたので、いろいろ試行錯誤をしながら海鮮丼の提供はずっと続けています。
自分たちが捕ってきた魚介をおいしく食べてくれている姿が見られたら、漁師の皆さんもさらにモチベーションが上がりそうですね!
ではさっそく自慢の海鮮丼をいただきましょう!
メニュー看板の写真

メニューは日替わり海鮮丼と特定のネタだけが乗った"だけ丼"があります

「本日のネタ」のメニューの写真

日替わり海鮮丼のネタも店頭で確認できます。この日はなんとも豪華な12種類!!

今回は日替わり海鮮丼を注文しましたが、ネタの一覧を見るとまさに魚介のオールスターという感じですね! !
当日水揚げされた魚介の中から厳選したネタをふんだんに乗せています! これ以上無いくらい新鮮な海鮮丼ですが、悪天候などで漁に出られなかった日は提供することができませんのでそこだけご了承ください…。
今日ほど海が穏やかだったことを感謝する日はありません(笑)!
そしてついに海鮮丼とご対面です…!
日替わり海鮮丼の膳の写真

こちらが日替わり海鮮丼! 小鉢とお吸い物も付いています

大きなネタが乗った日替わり海鮮丼の写真

ネタ一つ一つの大きさにびっくり!

これは想像以上に豪華な海鮮丼がやって来ましたよ!
12種類もネタが乗っているのに一つ一つがこんなに大きいなんて…食べる前からすでに気分が上がりっぱなしです(笑)。
そして実際に食べてみると、新鮮なだけあってそれぞれのネタ特有の食感をすごく感じることができます! 私は特にアジのコリコリ食感に感動致しました…。
こんなにボリュームのある海鮮丼に小鉢とお吸い物も付いていれば大人の男性でも大満足ですね!
おかげ様で物足りないと言われたことはありません(笑)。
小食の方やお子様方にはミニサイズの海鮮丼も用意してますので、ぜひご家族で山口県自慢の魚介を味わっていただけたらと思います!
店内席の他にも海が見える広めのテラス席があるので、家族連れで来られてもゆっくり食事を楽しめそうですね♪
大漁旗が飾られた店内席の写真

迫力ある大漁旗が見られる店内席! 窓から海を眺めることもできます

テラス席の写真

オーシャンビューが楽しめるテラス席♪複数人で座れる大きめのテーブルもあります

海鮮丼を食べた後に家庭用にとお刺身を買って帰られる方もいるそうですね! これからの時期に藤本さんのオススメの魚介はありますか?
秋のオススメはタイですね! 夏から秋にかけて栄養を蓄えたタイは脂が乗っていてすごくおいしいんです!
もちろん刺身だけじゃなくて炙ったり湯引きしたりと他のいろいろな調理法でも旬の味を楽しめますから、海鮮丼で山口県の魚介のおいしさに感動された方はぜひご自宅用に連れて帰ってあげてください(笑)。
私も海鮮丼に感動したので連れて帰らないわけにはいきませんね(笑)。
藤本さん、ありがとうございました!

【取材を終えて…】

いつどこに行っても海鮮丼が食べられる世の中ですが、JF大海直売所の海鮮丼ほど高い満足度が得られるものはそうそうお目にかかれないなと、この記事を書きながら改めて感動しています(笑)。
ボリュームに対してリーズナブルすぎるのでは…? と僭越(せんえつ)ながら心配になってしまうのですが、そこには“山口県の魚介がおいしいことをもっと地元の人に知って欲しい”という、藤本さんをはじめとした大海の漁業関係者の皆さんの熱い熱い思いが込められていることが取材の中で分かりました。 この食レポを読んで少しでも山口県の魚介に興味を持たれた方にはぜひこの海鮮丼を食べて、その時の感動を周りの方にも伝えていただければと思います。