周防大島町|タッチングプール体験
皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県には他にも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
そんな地元民がおススメしたい山口県の魅力を「体験」を通じてお届け♪
第8回は周防大島町のなぎさ水族館でタッチングプール体験をしてきました!
なぎさ水族館外観
皆さんは周防大島町に水族館があることをご存じですか?
なぎさパークにある「なぎさ水族館」は海の生き物を触ることができるタッチングプールや瀬戸内海の生き物の展示などを行っている小さな水族館です。
このなぎさ水族館の人気スポットでもあるタッチングプールは、屋内では日本最大級の広さを誇り、素足で入ることができるため手軽に磯遊びの雰囲気が楽しめます。また、周防大島町近海に世界最大級といわれる群生地があるニホンアワサンゴの展示も行っているそう。さっそく行ってみましょう!
展示コーナー
展示コーナー
まずは展示コーナーへ。ここには飼育員さんや地元の漁師さんが「みんなに見てもらいたい」と一生懸命探した海の生き物がいます。中には珍しい生き物も! これぞ地域密着型水族館!
マダコ
ミノカサゴ
ネコザメ。怖くないサメです
ハリセンボン
ゴンズイ
イソギンポ
初めにいたのはマダコ! なんと心臓が三つに脳が9個もあるそうです。他にもミノカサゴやネコザメ、ハリセンボンなどたくさんの生き物がいます。
水槽の上には生き物の説明や豆知識、飼育員さんのおもしろ話などのポップ(解説文)が貼られています。このポップを見て回るのも面白い! 本当はポップをすべて紹介したいぐらいなのですが実際に行って見てもらいたいので、ここでは厳選して二つほどご紹介します!
「ハオコゼみそ汁」のポップ
「飼育員の手」のポップ。思わずクスっと笑えます
まさかその生き物の味について書かれているとは…衝撃です! 独特なセンスで書かれていて、自然と飼育員さんの生き物に対する愛が伝わってきます。そんな抜群のセンスをお持ちの飼育員さんは
ブログと
facebookもされているそうです! ブログでは飼育員日記がユーモアたっぷりに書かれ、facebookでは水族館の近況や生き物たちの様子を見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
また、周防大島町が運営するYouTubeの
周防大島チャンネルでは、生き物の詳しい説明や実際の海での様子などが紹介されています。
ニホンアワサンゴ(ライト白)
ニホンアワサンゴ(ライト青)
続いては、なぎさ水族館で世界初の人工繁殖に成功したニホンアワサンゴ。緑色の触手を広げる様子から「海の花束」とも呼ばれているそうです。
飼育員さんのお話によると、当てるライトによって色が変わるのだとか! 今回はなんと特別にライトの色を変えていただきました。左の方が白いライトを当てたとき、右の方は青いライトを当てたときです。こんなにも違うのか! と驚きました。海の中で魚からはどんな色に見えているのか気になりますね。
ミズクラゲ
ミサキコモチエダクダクラゲの仲間
カブトクラゲ
ツノクラゲ
そしてここにはクラゲマニアにも一目置かれる珍しいクラゲがたくさんいます。
虹色に光るカブトクラゲやツノクラゲ、そのほかとっても小さいクラゲまで、私が今まで出会ったことのない素敵なクラゲがたくさんいました。クラゲのかわいさを知った私はもうとりこです! 中には、別のクラゲを食べて生きている種もいるのだとか。初耳でとても驚きましたが、命の神秘を感じました。まだまだクラゲの謎は多く、クラゲに刺されると納豆アレルギーになるとか…クラゲは奥が深いですね~。
おさわりコーナー
おさわりコーナーの生き物たち
手のひらにのせてみました!
続いてはおさわりコーナーです。ここではヒトデやナマコやウニ、ヤドカリやサザエなどの生き物がいます。こんなに近くで、しかも触って観察ができることはなかなかない! ということで少し触らせていただきました。もちろんナマコやヒトデを触るのは初めて。ヒトデは思ったよりも硬く、ナマコはむにむにしていて柔らかかったです。
タッチングプール体験
タッチングプール
続いてはお待ちかねのタッチングプール! 展示コーナーでたくさんの生き物を見て気分は最高潮! 展示コーナーを見ている間もタッチングプールのことを考えてひそかにワクワクしていました(笑)。
せーの!
すぐそばをドチザメが泳いでいます
コブダイ
岩の下に隠れるヒトデたち
タッチングプールの中は冷たく、まるで小さな海です! 最初は浅めのプールで、先ほどのおさわりコーナーにもいたヒトデやナマコがいます。その奥のプールには大小さまざまな魚やタコ、そしてなんとサメやエイまでいます。目の前で見ると迫力がありますね。
マダコ
アカエイ
サメなどを触ったり見たりして楽しんでいると右足に違和感が… タ、タコです! 少し吸盤でくっつかれました(笑)
その後タコとは少し距離をとり…コブダイやアカエイの観察&撮影会を行いました。とても貴重な体験ができて、生き物たちに癒やされました。
子どもから大人まで、時間を忘れて楽しめるこのなぎさ水族館。実際私もほぼ半日お邪魔していました。皆さんもぜひ一度行ってみてください!
なぎさパークのご紹介
陸奥記念館
陸奥野営場
なぎさパークには今回紹介したなぎさ水族館だけでなく、戦艦陸奥に関する遺物や遺品などを展示している
陸奥記念館や、キャンプ場のある
陸奥野営場があります。
今回体験した場所はこちら!
入館料 | 大人:210円(税込) 小中学生:100円(税込) |
住所 | 大島郡周防大島町伊保田2211-3 |
TEL | 0820-75-1571 |
開館時間 | 9時から16時30分まで |
休館日 | 12月30日から1月2日 |
駐車場 | 無料 |
アクセス | 山陽自動車道玖珂ICから国道437号線で周防大島伊保田方面へ車で約70分 JR山陽本線大畠駅よりバスで約70分 |
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