山口市|楽しく交通安全を学ぼう
皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県にはほかにも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
そんな地元民がおススメしたい山口県の魅力を「体験」を通じてお届け♪
第6回は山口市で交通安全学習の体験をしてきました!
山口県交通安全学習館外観
家族連れで安心して楽しめる!
今回の体験場所は、JR新山口駅にほど近い山口県交通安全学習館です。運転免許を持っている人にはおなじみの山口県総合交通センターの敷地内に併設されています。交通安全についてのさまざまな展示のほか、大人から子どもまで楽しみながら交通安全が学べる無料の体験設備(一部有料)が盛りだくさんの施設です。
信号機の展示。大きい!
2階体験スペース入口
体験スペースに入って右手の内観。写真手前は飲食可の休憩スペースです。すぐそばには「子供用ドライビングコース」があり、お子さんが遊べる「プラズマカー」に乗れます
ハンドルを左右に振ると前に進むプラズマカー!
展示された白バイに乗って記念撮影! かっこいい!
建物2階に上がると、本物の信号機が展示されていて、大きさにビックリ! そして「交通安全学習館」と書かれたゲートをくぐると、広い体験スペースです。中央には仕切られたスペースがあり、その周りにぐるりと各種体験コーナーが配置されています。
「みて、ふれて、体験する」交通安全教育施設
「四輪車事故体験シミュレータ」のブース
次々とせまる危険
ぶつかった!
まずは中央の仕切られたブースに入ってみましょう。ここは「四輪車事故体験シミュレータ」(有料)。大きな画面、ずらりと並んだ椅子。ちょっとしたシアターです。一角にある運転席は、ゲームセンターのレーシングゲームみたいですが、もちろん速さを競うものではありません。現実だったらヒヤッとする危険なシチュエーションが次々と押し寄せる中、安全に道路を走らなければいけません。後ろの椅子は順番待ちや同伴者の人が座り、大きなモニター画面で体験中の内容を見ることができるようになっています。
「VRシミュレータ」
「ライディングトレーナー」
ブースを出てすぐそばにあるのはVRシミュレータ。足元のアクセルとブレーキを操作しながら、夜間の視界の悪さをVRゴーグルを通して体験でき、ロービーム、ハイビームでの見やすさの違いなどを確認します。ロービームでは人をはねてしまいショック! この教訓を現実に生かしていくのが大事ですね! (VR酔いなど健康上の理由で小学生以下は体験不可) また、二輪車版のシミュレータ、「ライディングトレーナー」もあります(要原付・二輪免許)。
「自転車シミュレータ」
「歩行者シミュレータ」
「観光自転車シミュレータ」
「自転車取り締まりシミュレータ」
そのほか、「自転車シミュレータ」、「歩行者シミュレータ」もあり、ペダルをこいだり、歩く動作をすることで画面上の道を危険を予測しながら進み、交通安全を学ぶことができます。シミュレータの楽しさと事故の恐ろしさを両方味わえるので、お子さんにおススメです。
また、下関市の角島(つのしま)や美祢市の秋吉台など、山口県内の観光名所を自転車で旅することができる「観光自転車シミュレータ」もあります。これぞリモート観光。変わり種は「自転車取り締まりシミュレータ」。画面内に自転車の違反行為を見つけたら、タッチして捕まえます(笑)。違反内容の説明も表示されるので勉強になりますね。
各体験は、職員の方がインストラクターとして指導してくれます。明るく楽しい方ばかり! (団体利用者のカリキュラムがある日は指導できない場合もあります)
あなたの運転能力は? 各種反応測定機器
反応測定機器がずらり!
次は、安全運転に必要な俊敏性や反応の正確さ、判断力を測定するコーナー。その一部をご紹介します。
「点灯くん」。もぐらたたきの要領で、光ったボタンを押します。速さと正確さ、視野の広さを測ります
「Quick Catch(クイックキャッチ)」。2本のポールのてっぺんから赤い光が降りてくるので、手元に来たらギュッと握ります
「深視力計」。箱の中に見える3本の棒のうち、真ん中の棒は前後に動いており、横並び一直線になった瞬間にボタンを押します。難しい!
それぞれ測定を終えると、すぐに診断結果が印刷されます。ま…まあまあかな
診断結果がすぐに印刷されるので、みんなでワイワイ盛り上がれますね。でも、交通安全を忘れずに!
まだまだたくさん体験できます!
交通安全クイズ「タッチくん」。点数に応じた色の「子供免許証」が発行されます
「子供免許証」。ゲットしました!
「屋内自転車コース」。赤・青のそれぞれ2本の線の中を走ります。赤い線は難易度超高い!
マスコットキャラクター「まなぶくん」と記念撮影
ほかにもまだまだたくさんの体験設備があって、全部は紹介しきれないので、ぜひ現地に行って確かめてみてください!
外での体験も! 「ふれあい広場」
…とは言ったものの、建物の外にも魅力的な体験があるのです!
駐車場横には「ふれあい広場」あり、ここにも家族で遊んで学べる設備がたくさんです!
家族で楽しめる「おもしろ自転車」
ユニークな自転車がいっぱい!
足を開いたり閉じたりして進むタイプの自転車
山口県交通安全学習館の目玉の一つ、「おもしろ自転車」(有料)。変わったこぎ方をするもの、二人乗りのものなど、お子さん大喜びの自転車がたくさんあります! この日も親子連れの方が楽しんでいました。私もテンション上がっちゃいました!
「市街地コース」
「パンプトラック」
信号、標識などが再現された「市街地コース」では、歩行者や自転車の安全な交差点の渡り方などを学べます。「パンプトラック」ではオフロード用の自転車で、でこぼこに土が盛られた地面を思いっきり走ることができます(どちらも自転車は持ち込みとなります)。
団体利用者向け 交通安全講習カリキュラム
5人から20人程度の団体利用者向けに、企業などの研修に活用できる交通安全講習カリキュラムも行われています。上記で紹介した各種体験のほか、オプションカリキュラムが用意されています。オプションも含めて、カリキュラム内容は希望により決められるので、気軽に相談してくださいとのこと。
「エアバッグ爆発体験」。「パン!」と大きな音がしてビックリ!
「雨天制動体験コース」。濡れた路面でブレーキをかけてもなかなか止まらないのがよく分かります
わああぁぁぁ! はねられちゃった! 「ダミー人形衝突実験」
「また来る時まで頑張ってね。」「うん…。」
今回は取材ということで、オプションカリキュラムを3つ見せていただきましたが、間近で聞く大きな音、ダイナミックな光景、目を覆いたくなる人形との衝突…。迫力満点ですが、あらためて事故の恐ろしさを感じました。毎回、まさに体当たりのお仕事をしているダミー人形くんに、再会を約束しました。
山口県交通安全学習館のご紹介
サイクルラック
男女別に更衣室があります
山口県交通安全学習館は、平成5(1993)年に開館、平成30(2018)年にリニューアルされ、より充実した施設になりました。1階トイレにはおむつ交換台、2階キッズコーナーには授乳室を備えており、大人から子どもまで、家族連れでも安心して過ごせる場所です。また、
サイクル県やまぐちProjectの
サイクルエイドとして、サイクルラックのほか、男女別に更衣室も備えており、無料で使えます。
今回体験した場所はこちら!
入館料 | 無料 |
利用料 | 四輪車事故体験シミュレータ 300円 |
| おもしろ自転車 100円(1人30分) |
| ※身体障害者手帳などの交付を受けている人は減額があります。詳しくはホームページで |
住所 | 山口市小郡下郷3560-2(山口県総合交通センター内) |
TEL | 083-973-1900 |
開館時間 | 9時から16時30分まで(最終受付16時まで) |
休館日 | 毎週月曜日・12月28日から1月4日まで |
駐車場 | 32台(無料) |
アクセス | JR新山口駅から車で5分 徒歩約20分 |