トップページ > 2023年1月27日 やまぐち住んで民?
やまぐち住んで民?

移住経験者に聞きました

移住された方に、移住のきっかけや、やまぐち暮らしの良さを語っていただくコーナーです。
今回は、萩市に移住(Iターン)された、デルロザリオ麻衣(でるろざりお まい)さんに、移住を考えている方へのアドバイスや今後の目標などについて伺いました。

―田舎は自分がやりたいことをすぐにできる環境だなと感じています―
萩市|デルロザリオ麻衣さん 後編

「PIZZA NY」の外観の写真

「PIZZA NY」について教えてください。

ニューヨークスタイルのピザをカットやホールで販売しています。
ニューヨークではピザが身近な存在で、私たち夫婦2人とも大好きなんです。ところが、「萩にはピザ屋がない」と聞いて驚きました。「ピザが食べられなくなる!」と(笑)。移住にあたって飲食店の開業を考えていたこともあり、「萩市にピザ屋さんがないならちょうど良い! うちがやろう!」という話になりました。
メニューは夫婦2人で考えています。季節によって野菜やしらす、はちみつなど、萩市の食材を使ったピザも出していますよ。
コロナ禍になって2020年から2年間はイベントがほとんどなかったんですが、今年から少しずつ再開しているので、楽しみにしています。忙しい営業に慣れていないので、頑張らないとと思っています。
左:ピザの写真、右:「PIZZA NY」の店内の写真

萩市に住んでみてどうですか?

街がコンパクトだと感じます。車で15分ぐらい走ったらどこにでも行けるのがすごく良いなと思います。
ニューヨークは人も多いし、移動時間のロスが大きいんです。だから、自分の時間を思うように使えない。でも、萩市では交通のストレスもなく、自分のペースで時間を有意義に使えていると感じています。
生活していく上で不便はないですよ。「この辺り何もないでしょ」と地元の方には言われるんですが、今はインターネット通販で何でも買えるので全く困りませんしね。何より、建物が低いのは印象的です。他の市町にも行ってみましたが、萩市は少し特別な感じがしますね。

移住を考えている方へアドバイスをお願いします。

都会に住んでいた時と生活のペースは全然違いますが、田舎は自分がやりたいことをすぐにできる環境だなと感じています。時間的にも金銭的にも、行動するまでのハードルが低いんです。おまけに暮らしの不便もないので、「みんな田舎に住んだら良いのに」と思います。
それから、やっぱり子育ては自然豊かな場所が良いなと実感しています。まずは考えるよりも行動してみる。迷っている人がいたら、「とりあえず来てみたら」と言いたいです。今はお試しで暮らすこともできますしね。
インタビューを受けるデルロザリオ麻衣さんの写真

デルロザリオ麻衣さんのプロフィール写真

デルロザリオ麻衣さん

でるろざりお・まい/萩市在住 PIZZA NY 店主
福岡県出身。美容師の専門学校を卒業後、3カ月間アメリカ・ニューヨークに渡る。そこで夫・ショーノさんと出会い、1年の東京生活の後、渡米し結婚。12年間、アメリカで生活する。
友人の住む萩市を訪れた際、ショーノさんが街に一目惚れ。麻衣さん自身の「子育ては日本の田舎で」という思いもあり、2019年移住。「PIZZA NY」でニューヨークスタイルのピザを届けながら、得意分野を生かしたさまざまな事業にチャレンジしている。