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やまぐち体験部

岩国市|手作りこんにゃく体験

皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県には他にも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
第22回は岩国市で手作りこんにゃく体験をしてきました!

ピュアラインにしき外観の写真

ピュアラインにしき外観

今回体験するのは岩国市の錦町にある道の駅「ピュアラインにしき」です。成分の約97パーセントが水分で、ヘルシーかつ生活習慣病などの予防にも効果的と言われているこんにゃく。ピュアラインにしきでは、錦町の澄んだ地下天然水を使ったこんにゃく作りを楽しめます。

手作りこんにゃく体験

体験は、ピュアラインにしきの飲食施設「錦彩(きんさい)」(完全予約制)で行います。
この体験では、コンニャクイモからこんにゃくを作ります。
コンニャクイモの写真

コンニャクイモ。初めて見ました!

ゴム手袋をはめてコンニャクイモを持った様子の写真

直接触れると手がかゆくなるそうなので、ゴム手袋を着けます

コンニャクイモの断面の写真

断面はこんなかんじ

コンニャクイモをミキサーの中に入れる様子の写真

ミキサーの中に入れます

まずは、コンニャクイモを小さく切ります。
次に、コンニャクイモ250グラムと水400ミリリットルをミキサーにかけます。
ミキサーを止めるタイミングはゴウゴウという音が低くなったとき…だそう。(だいたい30秒くらい)
ミキサーにかけた後のコンニャクイモの写真

フルーティーないい香り!

酸化して赤く変色したコンニャクイモの写真

1時間置いたものがこちら。酸化して少し赤くなっています

ドロドロになったこんにゃくをボウルに移し、もったりするまでしゃもじでよく混ぜて、1時間ほど置きます。
体験では、あらかじめ1時間置いておいたものが用意されています。
コンニャクイモの入ったボウルを振り上げる様子の写真

突然ボウルを振り上げられ…うわァー! 1時間置いたものは固まってるので逆さまにしても落ちません!

コンニャクイモの入ったボウルに炭酸カリウム水を入れる様子の写真

炭酸カリウム水を入れると、こんにゃく特有のあのにおいが…

1時間置いたこんにゃくに、凝固剤として炭酸カリウム水を入れ、手で混ぜます。
ちなみに、入れる炭酸カリウム水の量は、使用する水によって変わるそう。炭酸カリウムの量が多いほどこんにゃく特有の臭みも増すそうです。体験では、良質な錦川の水を使用しているので少量でOKとのこと。だから臭みが少ないんですね!
ボウルの中のコンニャクイモに手を入れる様子の写真

恐る恐る手を突っ込んでみます

コンニャクイモを混ぜる様子の写真

赤い部分がなくなるように

混ぜるときは、酸化で赤くなった部分をなくすことを意識しながら、炭酸カリウム水がうまくなじむようにしっかりと練り混ぜます!
洗濯機のようにぐるぐる混ぜると良いそうです!
最初は柔らかかったのですが、だんだんと、どっしりとした重みを感じるように…。
ボウルの中のコンニャクイモに8等分の切れ目を入れた様子の写真

8等分にします

丸めたコンニャクイモの写真

見た目は完全に私たちのよく知る「こんにゃく」!

混ぜ終えたら、いよいよ分けていきます。
この工程では、こんにゃくを好きな形に変えられるのでお子さんにも大人気。
まずは、こんにゃくの表面を平らにして、分けやすいように8等分(1個あたり約180グラム)に目安の線を付けます。
八つに分けた後は、何の形にしてもOK! 細すぎたり薄くしすぎたりするとこんにゃくが切れてしまうので、そこだけ注意。
水を少し付けると、整えやすくなります。なんだか粘土みたいで楽しい!
ハートの形に成形されたこんにゃくの写真

ハートの形にしてみました(表情は元気がなさそう)

鍋の中のいろいろな形と顔のこんにゃくの写真

いろいろな形と顔で、鍋の中はにぎやか

形を整えたら、一つずつ加熱した鍋の中に入れます。
すると、はじめは沈んでいたこんにゃくが時間とともに浮いてきました。
中の芯が煮えるまで、沸騰した鍋にふたをして30分ほど煮ます。
こんにゃくを水にさらす様子の写真

こんにゃくは熱を逃しにくいため、とっても熱い…!!

ミニこんにゃく会席の写真

ミニこんにゃく会席

30分後、粗熱をとるために水にさらします。
しかし全然冷えません。5分ほど水にさらしても熱湯から出したばかりのような熱さ!
体験では、煮て粗熱をとるまでの待ち時間にミニこんにゃく会席を楽しめます。
完成したこんにゃくの写真

オリジナルこんにゃくの出来上がり!

刺身風こんにゃくの写真

出来上がったこんにゃくを刺身風に。1個丸ごと使っています

こんにゃくを手で触れるくらいの温度に冷ましたら完成! 作ったものを持ち帰り、刺身風にしてみました。
コンニャクイモから作られたこんにゃくは気泡が多く含まれるため味が染み込みやすく、味わい深いのが特徴です。
酢みそを付けて実際に食べてみたところ、こんにゃくの概念が覆るほどの違いが!
少量の酢みそでもこんにゃくに染みた味が口内全体に広がって、とてもおいしかったです。

ピュアラインにしきのご紹介

ピュアラインにしき内観の写真

ピュアラインにしき内観

店頭に並んだこんにゃく製品の写真

同じこんにゃくでできた商品でも、そうめんからコーヒーゼリーまで種類はさまざま

手作りこんにゃくの写真

今回体験で作ったものと同じ大きさの手作りこんにゃく

道の駅「ピュアラインにしき」の売店で取り扱っているこんにゃく製品の数はなんと60種類以上!
主食からデザートまで、さまざまな種類のこんにゃくが並びます。
メニューの写真

こんにゃくをふんだんに使い、ボリュームたっぷりなのにヘルシーな定食が名物

「牛すじ丼」の写真

「牛すじ丼」は中までしっかり味が染み込んだこんにゃくと牛すじがたっぷり乗った人気料理!

レストランでは、地元で取れるアユやイノシシを使った料理、おいしいこんにゃく料理などが楽しめます。
また、錦町の天然水を飲料水として無料で飲むことができるのも魅力の一つです!
ピュアラインにしきのそばを流れる錦川の写真

魚が肉眼で見つけられるほど透き通った錦川

ピュアラインにしきの近辺には、山口県最高峰の寂地山をはじめ、名水百選に選ばれた寂地川や、日本の滝百選の寂地峡五竜の滝、羅漢山県立自然公園、水源の森百選の木谷山など自然豊かな観光地も。清流・錦川にはアユやヤマメの釣り堀があり、季節に応じて釣りが楽しめるほか、キャンプやカヌーもできるので家族連れに人気です。ラドン含有量の多い効能豊かな名湯、雙津峡(そうづきょう)温泉もあり、自然との触れ合いを心ゆくまで楽しめます。

今回体験した場所はこちら!

道の駅ピュアラインにしきの地図
体験料3,000円(要予約、4人から)
住所岩国市錦町府谷117
TEL0827-71-0011
営業時間9時から17時まで
定休日年中無休(錦彩およびレストランは火曜日定休) ※祝日の場合は翌日
駐車場あり
アクセス中国自動車道六日市ICから車で15分