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やまぐち体験部

萩市|ランプシェード作り体験

皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県には他にも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
そんな地元民がおススメしたい山口県の魅力を「体験」を通じてお届け♪
第13回は萩市のつぎはぎ農園でランプシェード作り体験をしてきました!

つぎはぎ農園の外観の写真

つぎはぎ農園の外観

つぎはぎ農園の表札の写真

つぎはぎ農園の表札。かわいい!

萩市大井にあるつぎはぎ農園は、築約80年の古民家の蔵を改装して造られた施設です。
ここでは自然が味わえるさまざまな体験や民泊をすることができます。
「つぎはぎ」という名前は、それぞれが感じる萩の魅力・人の想いを集め、つぎはぎ、次につなげていこうという想いと、持続可能な暮らしを次世代につなぐ希望を込めて名付けられたそうです。
そんなつぎはぎ農園で、今回はたくさんある体験の中からランプシェード作りを体験します!

ランプシェード作り体験スタート

ランプシェードについての説明を受けている様子の写真

ランプシェードについての説明を受けます

体験するのはリノベーションされた蔵の中! 壁や柱から歴史が感じられますね。
さっそく中に入り、ランプシェードについての説明を受けます。今回作るランプシェードには竹で作られた紙「竹紙」を使用するとのこと。私はこれまで竹紙に触れたことがなかったので詳しく聞いてみました。
昔、竹は日々の生活で使われていましたが、だんだん輸入品やプラスチック製品が普及して日本の竹が使われなくなり、放置された竹林が雑木を枯らして広がってしまいました。そこでつぎはぎ農園さんでは竹を使って何かできないかと考え、このランプシェード作りなどを始められたそうです。また、竹紙は竹100パーセントで作られているので環境に優しく、防虫効果もあります。しかし、竹紙を作るにはとっても時間がかかるそうで、切った竹を水につけて半年以上寝かせ、そこから竹の繊維を煮たり叩いたり…。たくさんの時間と手間が掛かって作られた竹紙、私も体験を通して竹紙について少しでも理解を深めていこうと思います!
竹紙のパーツの写真

これが今回使う竹紙のパーツ

お手本で一枚貼ってもらっている様子の写真

一枚お手本に貼ってもらいました

竹紙について教えてもらったところでいよいよランプシェード作り開始! まずはランプシェードに合う大きさに切られた竹紙を枠に貼る作業。竹紙が入っている入れ物に番号が振られているので、その順番通りに貼っていきます。そして竹紙には裏と表があり、どちらを貼るかによってもガラッと雰囲気が変わるそうです。私は今回、表のざらざらした方をベースに使っていこうと思います!
最初の一枚はお手本として貼ってもらいました。しっかりとやり方を教わったところで私も貼っていきます。
枠にのりを塗っている様子の写真

枠にのりを塗ります

のりを塗った部分に竹紙を貼っている様子の写真

のりを塗った部分に竹紙を貼ります

まずはランプシェードの枠にのりを塗っていきます。はみ出た部分は後で折り込むので、きちんと貼れるように枠の裏までしっかりと塗っていきます。塗れたらその上に竹紙を貼ります。一つの枠に対して中央になるように貼ります。
霧吹きで濡らしている様子の写真

霧吹きで濡らします

はみ出たところを折り込んでいる様子の写真

はみ出たところを折り込みます

次に、水が入った霧吹きで先ほど貼った竹紙を濡らします。この時に距離が近すぎると水がたくさんかかってしまい、柔らかくなりすぎてしまうので注意! 水で濡れて柔らかくなったところで、枠からはみ出たところを中に折り込んでいきます。水で濡らすとすぐに柔らかくなったのでびっくり! 破れてしまわないかドキドキしながら慎重に進めていきます。その様子を見かねて、つぎはぎ農園の方が「破れても竹紙で上からカバーできるから大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれました。それを聞いて少し安心。
ハサミで折り目に切り込みを入れている様子の写真

ハサミで折り目に切り込みを入れます

一列だけ裏を貼っている様子の写真

一列だけ裏を貼ることに!

端っこの折り込めないところはハサミで切り込みを入れてから折り込みます。
一列終わったところで変化が欲しくなったので、次の列は紙を裏にして使うことに。統一感がなくなってバランスが悪くならないか不安でしたが、物は試し! 思い切って貼っていきます。
作業していくうちにだんだん慣れてきて、気が付いたら貼る部分もラスト一列! 気を緩めないよう丁寧に最後の一列も貼っていきます。
全部貼り終わった様子の写真

全部貼り終わりました!

やった~! 全部貼り終えることができました。一列だけ裏にしたところもいい感じにのアクセントになりました。
電気を点けるとどんな感じになるのか楽しみです。

実際に電気を点けてみよう!

ランプシェードに電気を点けた写真

電気を点けてもらいました!

ランプシェードの写真

とってもきれい!

乾燥後のランプシェードの写真

ランプシェード乾燥後

完成したランプシェードに電気を点けてもらいました! 実際に電気が点くと、光が竹紙に包まれてぼんやりと明かりをともし、とても温かさを感じます。竹紙の荒いところもいい味が出ていて大満足!
のりと竹紙は大体1日ほどで乾燥しました。乾燥後のランプシェードは作り立てよりも張りが出ていてパリッとした見た目でかっこいい!
中の電球もセットで持って帰れるので家に帰ってすぐに使えちゃいます! なんといっても見ていて落ち着くこの雰囲気。心が癒やされます。寝室に置くと良さそうだなぁ~と一人で想像し、笑みがこぼれます。今日1日で竹紙の魅力をたくさん感じることができました。

つぎはぎ農園の紹介

たくさんのフリーペーパーがある棚の写真

たくさんのフリーぺーパー

フリーペーパーを手に取っている様子の写真

気になるフリーペーパーがいっぱい!

つぎはぎ農園の1階には、フリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER HAGI」の拠点もあります。ここには全国のフリーペーパーがたくさんそろっていて、ついいろいろなものを手に取って見入ってしまいます。
自分の気に入ったものや読みたいものなど、自由に持って帰っていいとのこと。私は隅から隅までよく見て、何個か持って帰らせてもらいました。帰って読むのが楽しみだなぁ~! 定期的に新しいものが入ったりもするそうなので、萩に行った際にはまた立ち寄りたいです。
民泊の部屋の写真

民泊の部屋

また、2階には宿泊スペースがあり、実際に泊まることができます。
今回はその宿泊スペースを見せてもらいました! 2階に上ってみると、屋根裏部屋のような非日常感が味わえる空間。こんな感じの部屋に憧れていた私は、理想の部屋を目の当たりにしてとてもワクワクしました。
また、こことは別に母屋の3畳半の和室にも宿泊できるそうなので複数人で泊まってみるともっと楽しそう!

今回体験した場所はこちら!

つぎはぎ農園の地図
体験料 5,000円から
住所 萩市大井725
TEL 090-1603-2441
営業時間 10時から17時まで
定休日 不定休
駐車場 あり(1台)
アクセス 長門大井駅から徒歩約21分