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やまぐち体験部

山陽小野田市|サンドブラスト体験

皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県には他にも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
そんな地元民がおススメしたい山口県の魅力を「体験」を通じてお届け♪
第12回は山陽小野田市のきららガラス未来館でサンドブラスト体験をしてきました!

きららガラス未来館の外観写真

きららガラス未来館の外観

山陽小野田市焼野(やけの)海岸にあるきららガラス未来館は、現代ガラス作品の展示やショップがあり、さまざまなガラス工芸体験やイベントが開催されています。海沿いにあるこの施設はたっぷりと自然を感じることができ、外観もとてもおしゃれで幻想的です。
潮風を感じながらさっそく施設の中に行ってみましょう!

サンドブラスト体験スタート!

今回は、数ある体験の中からサンドブラスト体験を選びました。サンドブラストとは、圧縮空気で細かい砂を吹き付けて研磨する加工法で、ガラスの表面に行えば、透明なガラス面をすりガラスにすることができます。ガラス工芸の世界では、コップやお皿などにテープやシールで部分的にマスキング(※1)し、その部分を透明なまま残すことで絵柄や模様を付けることをいいます。
受付のショーケースに並んだグラスやお皿の見本の写真

形を選びます

まずは受付でグラスやお皿などから、自分の作りたい形を選びます。どれにしようかな~。グラスや平皿など、いろいろな種類があるので迷ってしまいます! 私は平皿にすることにしました。形が決まれば次は作業場に移動します。
絵柄を選んでいる様子の写真

絵柄を選びます

たくさんのシールの写真

シールもたくさん!

作業場に着いたら、まずはサンドブラストについて説明を受けます。
説明を聞いた後はガラスにどんな絵柄を入れるかを決めます。自分のオリジナルのイラストを描いても良いですし、イラスト集からも選べます。イラスト集から選ぶ場合はカッターで切り抜く作業になるので、小学校3年生までのお子さんはシールを貼って模様を入れる方法がおススメです。シールだけでもたくさん種類が用意されているので、いろんなアレンジができそう。今回私はイラスト集から選ぶことにしました! たくさん種類があり、どれにしようか迷っていると、職員の方が優しく相談に乗ってくれました。選ぶのに意外と時間がかかります。悩んだ結果、キリンのイラストに決定! キリンは細かい模様があるので少し難しそう… だけどチャレンジしてみます! イラストは簡単なものから難しいものまであるので、子どもから大人まで幅広く楽しめますよ!
イラストの裏を黒く塗りつぶしている様子の写真

イラストの裏を黒く塗りつぶします

鉛筆でなぞって転写している様子の写真

鉛筆でなぞって転写します

イラストを決めたら次は転写の作業! まずはイラストの裏を鉛筆で塗りつぶします。隅々まで塗ったら次はイラストの面を上にして、自分が配置したい部分に置きます。あらかじめお皿にはマスキング用のテープが貼られており、その上から鉛筆でイラストの縁をなぞっていくとテープに転写されます。ちゃんと写っているかな? と確認しながら丁寧に描いていきます。私はキリンの目だけ少しアレンジすることに! 真ん丸の目にしてみました!
マーカーでなぞって準備が完成したお皿の写真

マーカーでなぞって準備完成

カッターでテープを切り抜いている様子の写真

さっそく切り抜いていきます

イラストの転写ができたら、消えないように上からマーカーでなぞります。なぞり終えたら、次は肝心のカッターで切り取る作業です。
背景をすりガラスにするか、絵をすりガラスにするかが選べ、どちらにするかで切り抜く部分が変わります。私は背景がすりガラスになる方を選んだので、マーカーで書いた部分を残すように白い部分を切り取っていきます。まずはイラストを囲うように周りに縁を描いて、専用のカッターで切り込みを入れておきます。細かい作業なので慎重に切り込みを入れていきます。緊張する~!!
テープを剥がしている様子の写真

テープを剥がすのがとっても気持ちいい!

細い所のテープを剥がしている様子の写真

細い所は慎重に剥がします

私は細かい作業が好きなのでとっても楽しい! テープを剥がすのはとても快感です。
周りにお花の絵柄を入れている様子の写真

周りにお花も入れちゃいます

吹き付け前の作業が終わったお皿の写真

できた!

メインのキリンを切り終えたら周りに装飾をしたり枠を入れたりしてアレンジを加えていきます。私は周りにお花を入れて、枠は波模様に、そしてシールも貼ってにぎやかにしてみました!
ここまでの作業が終わって一息。と、もうこんな時間です! 気が付けばお昼がとっくに過ぎていました。一旦ここでお昼休憩をすることに! すぐ近くに「きらら交流館」という施設があるので今回はそこでお昼をいただくことにしました。すぐ近くにご飯を食べられる施設があるので、お昼を心配せずに一日中楽しめますね! お弁当を持ってきて浜辺で食べるのもいいな~。

お昼休憩

きらら交流館の写真

きらら交流館

とり天定食の写真

とり天定食

きららガラス未来館から歩いて5分ほどのところにある「きらら交流館」には温泉やレストラン、売店などがあり、宿泊研修施設としても使われます。さっそくレストランにGO! 私は日替わり定食のとり天定食にしました! 時間を忘れて作業をしていたのでおなかはぺこぺこ… ここは海が近いので海を見ながら食べることもできます。

きららガラス未来館に戻って再開!

お昼を食べて元気が出たところで、きららガラス未来館に戻って作業の再開です。テープを剥がす時に残ったのりなどをきれいに取り除いてもらい、あとはすりガラスにするだけ! この作業も自分で体験できます!
職員の方に吹き付け作業の手順を教わっている様子の写真

教わります

専用の機械ですりガラスにしている様子の写真

専用の機械ですりガラスに

吹き付け作業でガラスに色を付けている様子の写真

順調!

吹き付け作業を終えてすりガラスになったお皿の写真

できました!

まずはやり方と機械について教えてもらいます。
青いボックス状の機械「サンドブラスター」を使って、ガラスに高圧で砂を吹き付けて細かいキズを入れていきます。手袋をして両手を機械に入れたら、機械の中で職員の方がお皿を渡してくれます。足でペダルを踏むと砂が出てくるので、最初に少し踏んでどんな感じか試してから本番に移ります。
それではガラスに砂を吹き付けてみます。きれいに白く色が付いてきて楽しい!! お皿の内側に砂がかかってしまわないように角度に気を付けながら進めていきます。最後は職員の方に仕上げをしてもらいます!
ガラスに貼ったテープを剥がしている様子の写真

テープを剥がしていきます

お皿を洗う様子の写真

最後に洗ってくれました

これが最後の作業! ガラスに貼ったテープを剥がしていきます。すりガラスになった白い部分から、きれいな透明のガラスが出てきて感動です! 頑張って良かったと思える瞬間でした。
完成したお皿の写真

完成

完成しました! 細い線がしっかりと生きていてとてもきれいに出来上がりました。世界に一つのオリジナルのお皿が作れて大満足です。作ったお皿は使うのがもったいないので当分は家に飾っておこうと思います♪

その他の体験紹介

エナメル絵付けの作品の写真

エナメル絵付け体験

万華鏡の写真

万華鏡作り体験

今回私が体験したサンドブラスト体験以外にも、エナメル絵付け体験や万華鏡作り体験などがあります。エナメル絵付け体験ではお子さんの手形や足形を取る人も多いのだとか。絵の具を電気炉(でんきろ)で焼き付けることで、何年経っても色あせないそうです。紙よりもきれいに残るのでいいですね! 他にも吹きガラス体験などができます(現在は新型コロナウイルスの影響で休止中)。
次は違うのに挑戦してみたいなぁ~! ぜひ皆さんもきれいなガラスを使ったいろいろな体験をしてみてください!
  1. 作業の対象にしない範囲を保護するため、覆うこと本文※1へ戻る

今回体験した場所はこちら!

きららガラス未来館の地図
入館料 無料(体験・講座などは有料)
住所 山陽小野田市焼野海岸
TEL 0836-88-0064
開館時間 9時から17時
休館日 月曜日・火曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月29日から翌年1月2日まで)
駐車場 約10台(無料)
アクセス JR小野田駅から車で約20分