トップページ > 2021年3月26日 やまぐち住んで民?
やまぐち住んで民?

移住経験者に聞きました

移住された方に、移住のきっかけや、やまぐち暮らしの良さを語っていただくコーナーです。
「自然が多く、地域の人と関われる仕事のある面白そうなところ」を探していたところ、山口県を紹介され宇部市へ移住された小林果也(こばやし かや)さん。移住後、ときわミュージアムの世界を旅する植物館でコンシェルジュとして働かれている小林さんに、現在のお仕事のことなどについて伺いました。

―たまたま縁あって山口県に来ましたが、今の暮らしは満足している。運が良かったと思っています―
宇部市|小林果也さん 後編

小林果也さんの写真

植物館のコンシェルジュとは、どんなお仕事でしょう?

私たちは、普段はご来館いただいた方へのガイドや、館内掲示物などの制作をしたりしています。
植物館の中は専門の管理スタッフが植物のお世話をしていて、細かなところまでお手入れされているんです。私たちは、管理スタッフから植物の小さな変化や、これからどんな風に成長していくかを教えてもらい、来館してくださる方にかみ砕いてお伝えしています。お客さんの年代によって言葉選びや話す内容を変えてみたり、職員同士で話し合いながら、分かりやすくガイドできるように工夫しています。他にも、秋のシーズンは遠足や社会見学で来てくれる子どもたちに館内をガイドしたり、月1回ぐらいのペースでワークショップを実施しています。
植物館は世界中の植物を地域ごとに分けて展示しています。中南米地域の植物は、私が実際に見たり食べたりしたものもたくさんあるので、自分の体験を交えながらお話をしています。実はコンシェルジュは、植物の専門家という人ばかりではなくて、いろんな経歴を持った人がいるんです。みなさんそれぞれの知見を生かしてガイドされているので、得意分野があるんですよ。個性が出て面白いです。
植物についてガイドされる小林果也さんの写真

これからどんなことをしていきたいですか?

これからも、ここ「世界を旅する植物館」でのお仕事を続けていければと思っています。植物は、人の暮らしとも深い関わりがありますから、そういった点でも楽しいですね。
私は「山口県に住みたい」と思って移住してきたわけではなく、たまたま縁あって山口県に来ましたが、今の暮らしは満足しているので、運が良かったなあと思っています。
ただ、山口県に関しては知らないこともたくさんあります。宇部市以外にも、長門市、山口市、岩国市は訪れたのですが、まだまだ開拓できていないんですよね。これからあちこち行ってみようと思います。

小林果也さんのプロフィール写真

小林果也さん

こばやし・かや/宇部市在住

ときわミュージアム 世界を旅する植物館コンシェルジュ

東京都出身。大学卒業後1年間、中南米地域を転々としながら各地を見て回る。帰国後、東京都のふるさと回帰支援センターで「自然が多く、地域の人と関われる仕事のある面白そうなところ」を探していたところ、山口県を紹介され移住を決定。コンシェルジュとして、自分の経験を交えながら館内を案内している。